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口頭

$$^{139}$$Laを用いた複合核共鳴反応におけるパリティ非保存量の終状態依存性の測定

後藤 優*; 伊東 佑起*; 井出 郁央*; 猪野 隆*; 遠藤 駿典; 奥 隆之; 奥平 琢也*; 奥泉 舞桜*; 亀田 健斗*; 河村 しほり*; et al.

no journal, , 

$$^{139}$$La, $$^{131}$$Xe, $$^{117}$$Snなどの原子核が中性子を共鳴吸収し複合核状態を形成する反応において、空間反転対称性の破れが大幅に増幅される現象が観測されている。この増幅効果を用いて時間反転対称性の破れを高感度で探索する実験が計画されており、増幅機構の解明が急務である。複合核モデルの検証を目的として、我々は2023年5月に$$^{139}$$Laと中性子の反応における空間反転非保存量の終状態依存性の測定を行った。本発表ではその解析結果を発表する。

口頭

中性子透過実験を用いた時間反転対称性の破れにおける到達可能な探索感度

中部 倫太郎*; 遠藤 駿典; 藤岡 宏之*; 井出 郁央*; 猪野 隆*; 河村 しほり*; 北口 雅暁*; 小林 龍珠*; 奥 隆之; 奥平 琢也*; et al.

no journal, , 

低エネルギー中性子と原子核の反応では、複合核共鳴を経由することにより大きな空間反転対称性の破れが観測されている実験事実がある。それと同様の機構が働くならば、時間反転対称性の破れが高感度に探索できる可能性がある。入射中性子エネルギー0.75eVのp波共鳴に対して大きな空間反転対称性の破れが観測されている$$^{139}$$Laを標的とした、中性子透過実験による時間反転対称性の破れの到達可能な探索感度について報告する。

口頭

J-PARCパルス中性子源を用いた中性子に対する$$^{3}$$He吸収断面積の精密測定

清水 春樹*; 三島 賢二*; 猪野 隆*; 市川 豪*; 土川 雄介; 遠藤 駿典

no journal, , 

$$^{3}$$He(n,p)$$^{3}$$H反応断面積はMughabhabによれば5333$$pm$$7barnと高精度(0.13%)であり、J-PARCの中性子寿命実験で中性子束を決定するなど、断面積の標準として用いられる。しかしこの値は1964年と1978年の古い2つの実験データの平均を取るだけで決定されている。この値を更新するための吸収断面積の精密測定実験をJ-PARCで行った。測定手法として、ガスセルと真空セルを透過した中性子数をそれぞれ計数し断面積を求める透過法を用いた。本講演では以上の実験結果について報告する。

口頭

Reevaluation of structures in $$^{70}$$Se following improved spectroscopy

Smallcombe, J.

no journal, , 

In the Z=34 region of the atomic chart a pattern of shape coexistence has been observed, with oblate and prolate bands apparently coexisting and switching order as neutron number changes. With recent spectroscopic developments the question of where such an inversion occurs has been drawn into question. Following a detailed electron and gamma ray spectroscopic study of 70Se previous theoretical descriptions of the nucleus have been invalidated and a new picture of the region has emerged.

口頭

連続状態準粒子乱雑位相近似による中性子過剰核の中性子捕獲

斉藤 照之; 松尾 正之*

no journal, , 

近年の連星中性子星合体の観測に伴い、理論方面からもr-processに関与するより正確な核データなどの評価が求められている。そこで我々は直接中性子捕獲について、従来はポテンシャルモデルを用いるところをRPAによって評価する手法を開発してきた。最近になって対相関を取り入れた計算が可能になり、これによって(n,g)生成核が偶々核の場合にも同理論が広く適用できるようになった。今回は我々の最新の(n,g)断面積の計算結果について報告する。

口頭

放射線誘起正孔がもたらすDNAの分子構造と電子状態変化の第一原理計算,2

関川 卓也; Hwang, B.*; 石坂 優人*; 松谷 悠佑*; 川井 弘之*; 大野 義章*; 佐藤 達彦; 甲斐 健師

no journal, , 

デオキシリボ核酸(DNA)はグアニン、シトシン、アデニン、チミンの多様な組み合わせによって生物の遺伝情報を担い、放射線生物影響は主にこのDNAの損傷に起因する。本研究ではDNA損傷が定着するまでの過渡的な分子構造変化を理論的に調べるため、第一原理計算ソフトウェアOpenMXを用いた。1$$sim$$20個のホールを生成したDNAを標的とした計算を行い、ホールが少ない場合はDNAのグアニン塩基にホールがトラップされ、ホールが多いDNAでは主鎖が主に化学反応に寄与することを明らかにした。本研究成果は、放射線生物影響の最初期過程の解明に貢献する。

口頭

ペロブスカイト酸化物およびスピネル酸化物における負の磁性

吉井 賢資; 深田 幸正; 福田 竜生; 辻 卓也; 松村 大樹; 矢板 毅; 池田 直*

no journal, , 

磁性体における磁化は、エネルギー安定性のため、磁場と同じ方向を向くことが通常である。しかし物質によれば、磁化が磁場と逆に向くような、負の磁化を示す状態が観測される。発表者らは以前より、ペロブスカイトクロム酸化物${it R}$CrO$$_{3}$$を中心にし(${it R}$:希土類)、負の磁性が発現することを報告してきた。この現象は、新規メモリ素子の開発可能性といった応用的視点からも興味深い。本講演では、ぺロブスカイト酸化物のみならず、最近得たスピネル酸化物における実験結果も報告する。例えば、Ni(Cr$$_{1-x}$$Fe$$_{x}$$)$$_{2}$$O$$_{4}$$については、${it x}$ $$sim$$0.7-0.8の試料に対し、100 Oe程度を印加して磁場中冷却した場合、300-330 K以下で負の磁化が観測された。講演では系による挙動の違いなどの詳細も報告する。

口頭

並進対称性を仮定しないカイラルフェルミオンの特徴付け

山本 慧

no journal, , 

奇数次元のユークリッド空間上に定義される最小構成のスピノール場はカイラルフェルミオンとして原子核物理におけるπ中間子の崩壊や固体物理学における量子ホール効果の理論モデルにおいて重要な役割を果たす。カイラルフェルミオンの特異な性質は多くの場合運動量空間原点近傍で定義されるハミルトニアンのトポロジカルチャージと関連して議論されるが、特に固体物理学における応用では現実の系は並進対称性を持たなくても良いため運動量空間が本質的な記述だけでは不十分である。本講演では、Coarse Geometryと呼ばれる数学的手法によって並進対称性を仮定しない状況においてカイラルフェルミオンの特徴付けが可能であることを示す。ユークリッド空間と関連付いたヒルベルト空間に作用する一般のハミルトニアンに対してCoarse Indexが定義でき、この量がハミルトニアンを低エネルギースペクトルを保ったまま離散化する際の障害になることに着目し、Nielsen-Ninomiyaの定理を並進対称性が無い場合に拡張する。また一様磁場中のワイルフェルミオンのモデルを考察することによって、Coarse Indexが半無限ユークリッド空間へのハミルトニアンの制限が楕円性とエルミート性を同時に保つことの障害にもなっていることを例示する。

口頭

まとめと展望

中島 健次

no journal, , 

シンポジウム「磁性分野における中性子散乱の現在と未来JRR-3再起動後3年が経過して」について、最後にまとめ、将来の展望を述べる。

口頭

Surface structure analysis with electrons and positrons

深谷 有喜

no journal, , 

The structure is the most fundamental information about a material, serving as the starting point for investigating physical properties. Diffraction method based on wave interference can straightforwardly determine the atomic arrangements with a high accuracy. With the development of ultra-high vacuum technology, the importance of material surfaces has been strongly recognized, and surface structure studies have made rapid progress together with the construction of diffraction theory for surface structure analysis. Electron diffraction has the advantage of being able to probe only the vicinity of the surface due to strong interaction with atoms and small inelastic mean free path. Recently, progress has been made in diffraction methods using positrons, the antiparticles of electrons, to selectively probe the outermost surface. Thus, each quantum beam provides unique structural information owing to its different interactions with atoms. This tutorial focuses on surface structure analysis with electrons and positrons.

口頭

特殊試料環境でみるf電子系化合物における新奇な磁気秩序

金子 耕士

no journal, , 

震災からの長期停止を経て、定常炉中性子源であるJRR-3は2021年に運転を再開した。パルス中性子源と定常炉中性子源が、東海村の同一敷地内に位置する世界でも希有な環境を生かし、日本ではユニークな中性子散乱研究が行える環境が構築されている。ここでは、原子力機構が有する三台の三軸分光器を用いて最近得られた成果を中心に、近年注目を集める、$$f$$電子系での新奇な磁気秩序を例として、Eu系での磁気スキルミオン格子や、Ce系での四極子秩序などの成果を交えて、現状を紹介する。

口頭

ソフトマター、アクティブマターにおける相転移、分岐現象の連続体理論による研究

藪中 俊介

no journal, , 

若手奨励賞「ソフトマター、アクティブマターにおける相転移、分岐現象の連続体理論による研究」の内容、(1)選択的溶媒和効果を持つイオンで構成された電気二重層に関する新しい表面相転移、(2)臨界点近くの2元混合系中のコロイドの抵抗係数の計算の研究を講演する。

口頭

励起子絶縁体候補物質Ta$$_{2}$$NiSe$$_{5}$$のキャリアドープ効果の研究,5

土田 駿*; 広瀬 雄介*; 関川 卓也; 大野 義章*; 摂待 力生*

no journal, , 

励起子絶縁体は、結晶中で電子と正孔が結合し、それらが集団的に振る舞うことで結晶全体が絶縁体化する性質を有し、新規物性として注目されている。励起子絶縁体候補物質の一つであるTa$$_{2}$$NiSe$$_{5}$$は合成自体が困難で物性解明が進んでいないが、本研究では元素置換試料(Ta1-xMx)$$_{2}$$NiSe$$_{5}$$ (M=Ti, Zr, Hf)の育成に成功するとともに、チタン(Ti)の含有割合が0.06以上の試料では高温相の電気抵抗率が金属的に振る舞うことを明らかにした。これは不連続に絶縁体から金属相に変化する圧力効果とは対照的である。そこで元素置換効果と圧力効果が同時に存在する、(Ta1-xTix)$$_{2}$$NiSe$$_{5}$$の圧力下電気抵抗の測定結果も当日報告する。本研究で示した相転移は、励起子絶縁体を実現するための新たな知見となる。

口頭

ウランを含むTsai型近似結晶の合成と評価

芳賀 芳範; 常盤 欣文; 酒井 宏典; 山本 悦嗣; 神戸 振作; 徳永 陽; 室 裕司*

no journal, , 

ウランを含むTsai型近似結晶の作製に成功した。粉末及び単結晶X線回折により、立方晶1/1近似結晶の単相試料が得られたことを確認した。高温で有効磁気モーメントに相当する常磁性を示し、ウランが磁性を担っていることがわかった。一方でワイス温度は希土類の同型化合物より大きく、強い反強磁性的相互作用の存在が示唆された。

口頭

低速ミュオン取り出しのためのミュオンの静電輸送シミュレーション

池本 恵*; 染川 純*; 根木 新太*; 小西 蓮*; 中島 良太*; 奥津 賢一*; 木野 康志*; 山下 琢磨*; 岡田 信二*; 佐藤 元泰*; et al.

no journal, , 

加速器で生成した$$mu^{-}$$をSi薄膜で減速し、静電場で減速・収束してミュオンビームを高品質化する研究を進めている。本研究では、数MeVの$$mu^{-}$$を厚さ0.5~mmのSi板に入射し、数keV程度に減速された$$mu^{-}$$を静電的に引き出す実験の数値シミュレーションを荷電粒子軌道ソフトウェア(SIMION)で行った。ミュオンの発射位置が少しずれるだけで、輸送管の終端までの飛行時間や輸送効率が変化することから、ミュオンの輸送過程が初期条件に鋭敏であることが示唆された。

口頭

三角近藤格子系CePtAl$$_4$$Ge$$_2$$の単結晶NMR

酒井 宏典; Shin, S.*; 神戸 振作; 徳永 陽; 播磨 尚朝*; Park, T.*

no journal, , 

三角格子を組む近藤格子系として注目されているCePtAl$$_4$$Ge$$_2$$の単結晶を用いて$$^{27}$$Al核核磁気共鳴(NMR)実験を行った。三方晶系の結晶構造中に局所対称性の同じ結晶学的に異なるAl(1)とAl(2)サイトがある。外部磁場方向の角度依存性から電場勾配パラメーターを決定し、電子状態計算結果と比較して、サイト同定に成功した。当日は、NMR緩和率測定結果とともに、本系の磁気相互作用や磁気揺らぎについて議論する。

口頭

Yb希薄系(Lu, Yb)Rh$$_2$$Zn$$_{20}$$の単結晶によるパルス強磁場磁化測定

北澤 崇文; 徳永 陽; 芳賀 芳範; Opletal, P.; 酒井 宏典; 常盤 欣文; 山本 悦嗣; 神戸 振作

no journal, , 

Yb希薄系(Lu,Yb)Rh$$_2$$Zn$$_{20}$$は、擬8重縮退の近藤一重項を形成する不純物近藤系である。単結晶を用いて強磁場磁化測定を行った結果、既存の近藤モデルでは説明できないYb単サイトで発言する磁場有機の磁気異方性が現れ、強磁場まで維持されることがわかった。

口頭

非等方な境界条件下におけるpure Yang-Mills理論における圧力と相構造

藤井 大輔; 岩中 章紘*; 末永 大輝*; 北澤 正清*

no journal, , 

$$T^2times R^2$$多様体上の非等方な境界条件を持つpure Yang-Mills理論について議論する。lattice QCDの結果から、臨界温度付近で空間方向の広がりが著しく小さくなるまで、非等方性の効果が抑圧されることが示された。我々は、通常の有限温度を記述するPolyakov loop模型をパラメータを伴って$$T^2times R^2$$上に拡張することにより、latticeの熱力学を再現することに成功した。さらにその物理的な背景を考察した結果、模型に導入した二つのPolyakov loopsの競合と、それに伴い生じる新しい一次相転移の存在が重要であること示す。

口頭

Casimir effect in the dual chiral density wave

藤井 大輔; 鈴木 渓; 中山 勝政*

no journal, , 

近年、物性系で実現される新たなタイプのカシミア効果が発見された。例えば、ワイル半金属におけるphotonicカシミア効果は、異常な振る舞いを示すことが明らかとなった。この新たなタイプのカシミア効果は、高密度クォーク物質においても実現される可能性がある。本発表では、NJL模型を用いて有限密度QCDにおけるカシミア効果の典型的な特徴について議論する。特に、dual chiral density wave相におけるカシミア効果の異常な振る舞いが明らかとなった。

口頭

Gravitational form factors of vector mesons from top-down approach of holographic QCD

藤井 大輔; 岩中 章紘*

no journal, , 

ハドロンの重力形状因子はエネルギー運動量テンソルの行列要素を特徴付ける形状因子であり、ハドロン内部の応力分布の情報を内包する。近年、核子の重力形状因子が実験的に抽出され核子内部の極端に非等方な振る舞いが明らかとなった。本発表ではホログラフィックQCDのトップダウンアプローチの一つである酒井杉本模型を用いた、ベクターメソンの重力形状因子の研究を紹介する。我々は、重力形状因子のforward limitに課されるハドロンの安定性条件と、グルーボールスペクトラとの関係を示す。

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